白馬エリアのスキー場もオープンしいよいよシーズンが始まりました。今シーズンもどうぞよろしくお願いいたします。
ローカスガイドサービスではシーズン初めの12月はゲレンデで行うレッスンに力を入れています。カレンダーをご覧いただき、既に予定が組まれている日程以外の空白の日程でもリクエスト頂ければ開催いたします。定員に達しキャンセル待ちとなっている日程もありますので、ご希望される方は、お早めにお申込みください。
この時期、ローカスガイドサービスがゲレンデレッスンを中心に行う理由は二つあり、一つは、滑走技術が上がる程、バックカントリーでの楽しみ、気持ちよさ、安全性が上がるので、皆さんに安全に楽しんでもらいたいと思ったら、どうしても必要なプログラムになります。皆さんこの遊びが楽しくて、面白くてやっていると思うのですが、上達したら今より更に面白くなります。40年以上スキーを続けて僕が体験しているので間違いありません。自信を持って断言できます。本格的なバックカントリーシーズンを前に今のうちに準備をしましょう。というご提案です。
二つ目の理由はバックカントリーのコンデションです。シーズン初めに白馬エリアで、まず最初に楽しめるようになるバックカントリーフィールドは、森林限界以上のフィールドです。おそらく晴れれば現在でもかなりいいと思います。標高2000m付近の木が生えていないオープンバーンが対象となり、当日、もし晴れれば、相当いい雪と斜面が滑られます。僕らもシーズンを通して思い出に残るような素晴らしい滑走が狙えるのですが、もし、天気が悪いと全く滑られません。そして天気の悪い日の方が多いです。森林限界以下のフィールドの積雪が増えると天気が悪い時でも、滑る場所はいくらでもあるのですが、森林限界以下のフィールドに十分な積雪が無いこの時期は、僕らガイド側も手持ちのカードが極端に少ないのです。全くやれ無いことはないし、シールを付けて登ること、ビーコンなどアバランチギアになれること、雪上での滑走や登りの準備の練習などにはなるのですが、滑走を楽しむことにフォーカスすると、立山と一緒で、かなりギャンブル性が高くなるので、だったら割り切って、今のうちに滑走技術に磨きをかけたり、シーズンインの脚作りを頑張ろうというのが理由になります。
天気予報見て、何日が良さそうだから、バックカントリーツアーを開催してほしいといったリクエストには、スケジュールが空いて入れば、お答えできます。多分そんな日は僕も仕事じゃなくてもバックカントリーに滑りに行きます。山岳保険にご自身で加入してれば、直前まで受付可能なので天候に合わせフレキシブルな予定が組める人は、天気予報とローカスのカレンダーを注視しておいてください。
当然、シーズンにより差はありますが、12月下旬ごろから本格的にBCツアーにシフトしていく予定です。
シーズン初めからいかに滑り込めるかが、そのシーズン全体の充実感にも影響してくるのでバックカントリーのコンデションが整う前に、しっかり足を作りましょう。板にワックスかけるのや、タイヤ交換だけが冬の準備ではありません。
今シーズンもどうぞよろしくお願いいたします。